紅蓮の鬼外伝


それは竜胆が銃に撃たれて、俺が彼女の体に食い込んだ銃弾を抜き終わった時のことだった。


俺は彼女を抱いて、歩く。


途中から運よく、彼女の知り合いらしき男二人と女一人が来て、目が合った男に「ついて来い」と目で訴える。


通じたらしく、彼は俺と少し距離をとって俺の後ろを歩く。


後ろからごま油の話が聞こえた。






< 43 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop