モカブラウンの鍵【完結】
目を開けると静かだった。
何時だ?
携帯を広げる。
画面には[AM 02:00]と表示されていた。
ベッドから起き上がり、パーカーを羽織って、部屋を出る。
スタンドライトだけが点いた薄暗いリビングには、ソファに座る佐伯さんがいた。
「佐伯さん」
「あ、杉山。ごめん、物音とかした? うるさかった?」
肩にかけてあるクリーム色のストールをかけ直しながら、佐伯さんは小声で言った。
「いいえ。たまたま、目が覚めただけですから。寒くありません? 紅茶でも入れましょうか?」
「お願いします」
ヤカンをコンロにかけ、ティー・バックを出した。
2つのマグカップに熱いお湯を注ぐ。
トレーにマグカップとミルクと砂糖を乗せて、佐伯さんの所へ戻った。
何時だ?
携帯を広げる。
画面には[AM 02:00]と表示されていた。
ベッドから起き上がり、パーカーを羽織って、部屋を出る。
スタンドライトだけが点いた薄暗いリビングには、ソファに座る佐伯さんがいた。
「佐伯さん」
「あ、杉山。ごめん、物音とかした? うるさかった?」
肩にかけてあるクリーム色のストールをかけ直しながら、佐伯さんは小声で言った。
「いいえ。たまたま、目が覚めただけですから。寒くありません? 紅茶でも入れましょうか?」
「お願いします」
ヤカンをコンロにかけ、ティー・バックを出した。
2つのマグカップに熱いお湯を注ぐ。
トレーにマグカップとミルクと砂糖を乗せて、佐伯さんの所へ戻った。