モカブラウンの鍵【完結】
口の中にあるタコさんウィンナーを飲み込んだ。
いつもより飲み込む音が大きくなる。
それって俺のために作ってきてくれるってことだよな。
佐伯さんは普通にお弁当を食べている。
「いや、忙しい朝に2人分のお弁当は大変じゃないですか?」
「なに言ってるの? 杉山だって料理するんだからわかると思うけど、1人分でも2人分でも大差ないことぐらい。うちの冷蔵庫の整理に付き合ってよ」
ああ、そういうことですか。
そうですよね。
変に期待してしまった。
「そういうことなら協力しますよ。時々は俺の冷蔵庫の整理にも付き合ってください」
「いいわよ。杉山のお弁当楽しみしています」
* * * * *
それ以来、週に1回か2回、お互いの手作り弁当を食べる昼休みが存在するようなった。
ちょっとは進歩だよな、これって。
いつもより飲み込む音が大きくなる。
それって俺のために作ってきてくれるってことだよな。
佐伯さんは普通にお弁当を食べている。
「いや、忙しい朝に2人分のお弁当は大変じゃないですか?」
「なに言ってるの? 杉山だって料理するんだからわかると思うけど、1人分でも2人分でも大差ないことぐらい。うちの冷蔵庫の整理に付き合ってよ」
ああ、そういうことですか。
そうですよね。
変に期待してしまった。
「そういうことなら協力しますよ。時々は俺の冷蔵庫の整理にも付き合ってください」
「いいわよ。杉山のお弁当楽しみしています」
* * * * *
それ以来、週に1回か2回、お互いの手作り弁当を食べる昼休みが存在するようなった。
ちょっとは進歩だよな、これって。