モカブラウンの鍵【完結】
「プレオープン、おめでとうございます」
佐伯さんの言葉と一緒に、俺も頭を下げた。
「素敵なデザインありがとうございます。関係者の方々にも評判がいいですよ。杉山さんのドアにガラスを使わなかったのが特に評判いいです。男心をよくわかっていると」
「そう言ってもらえて嬉しいです」
「このあと立食パーティもあるので、楽しんでいってください」
中原さんは軽く会釈をして、他の来場している関係者のもとへ行った。
「よかったね、杉山」
「はい、本当に嬉しいです」
簡易で設置された舞台の上に中原さんと銀座店の店長である片桐さんが立った。
「みなさま、お待たせいたしました。ただいまより『natural jewelry』銀座店プレオープンセレモニーを始めさせていただきます。司会進行を務めさせていただきます、中原美月です。どうぞよろしくお願いいたします」
中原さんは緊張という言葉を知らないんじゃないかというくらい、落ち着いて司会進行を務めていた。
すごい。俺じゃ、カミカミだよ。
できる人は違うよな。
佐伯さんの言葉と一緒に、俺も頭を下げた。
「素敵なデザインありがとうございます。関係者の方々にも評判がいいですよ。杉山さんのドアにガラスを使わなかったのが特に評判いいです。男心をよくわかっていると」
「そう言ってもらえて嬉しいです」
「このあと立食パーティもあるので、楽しんでいってください」
中原さんは軽く会釈をして、他の来場している関係者のもとへ行った。
「よかったね、杉山」
「はい、本当に嬉しいです」
簡易で設置された舞台の上に中原さんと銀座店の店長である片桐さんが立った。
「みなさま、お待たせいたしました。ただいまより『natural jewelry』銀座店プレオープンセレモニーを始めさせていただきます。司会進行を務めさせていただきます、中原美月です。どうぞよろしくお願いいたします」
中原さんは緊張という言葉を知らないんじゃないかというくらい、落ち着いて司会進行を務めていた。
すごい。俺じゃ、カミカミだよ。
できる人は違うよな。