モカブラウンの鍵【完結】
エステよりハグ
ゴールデンウィークが明け、初夏のような今日この頃。
告白をしてから1カ月が経った。
でも全く変化がない。
お弁当は作らなくていいと言ったのに、佐伯さんは変わらず週に1回は手作り弁当を持ってきて、会議室で一緒に食べている。
ここまでなにもかも変わらないと、俺の告白は佐伯さんの中で抹消されているのではないかと思ってしまう。
だからと言って「覚えていますか?」なんて聞けない。
ちゃんと考えてくれと言って、急かすようなこともできないし。
佐伯さんの手料理が食べられるのは嬉しいけれど、複雑な心境だ。
どうしよう、返事が年末とかだったら。
そんなことになったら、俺、その前に爆発するかも。
告白をしてから1カ月が経った。
でも全く変化がない。
お弁当は作らなくていいと言ったのに、佐伯さんは変わらず週に1回は手作り弁当を持ってきて、会議室で一緒に食べている。
ここまでなにもかも変わらないと、俺の告白は佐伯さんの中で抹消されているのではないかと思ってしまう。
だからと言って「覚えていますか?」なんて聞けない。
ちゃんと考えてくれと言って、急かすようなこともできないし。
佐伯さんの手料理が食べられるのは嬉しいけれど、複雑な心境だ。
どうしよう、返事が年末とかだったら。
そんなことになったら、俺、その前に爆発するかも。