モカブラウンの鍵【完結】
「さっき松下さんからメールがあって、奈央美と俺、あと松下さんと松下さんの彼女の4人でご飯食べないかって」
「松下さんの彼女も?」
奈央美が作ってくれたハンバーグを頬張りながら頷く。
「松下さんは俺と奈央美が付き合ってるいの、気がついてるよ」
「うそ! 本当?」
「うん。俺が奈央美のこと好きだったの、結構早くにバレてたし」
「あ、そう言われてみれば、何度か一緒にお昼食べたとき、よく涼太のことが話にでてきたし、遠まわしに『好きだろ』って、言われてる感じがした」
2人とも、箸が止まった。
「松下さんって、すごいね」と奈央美が感心しながら言う。
「いや、俺からすれば、ちょっと怖いよ」
長い間、一人飯だったから、好きな人と笑って食事ができる時間が、この上なく嬉しい。
「じゃあ、帰るね」
「駅まで送るよ」
「ええ、いいよ。明日から仕事だし、涼太はゆっくり休んで」
奈央美はそう言って、玄関を出て行った。
「松下さんの彼女も?」
奈央美が作ってくれたハンバーグを頬張りながら頷く。
「松下さんは俺と奈央美が付き合ってるいの、気がついてるよ」
「うそ! 本当?」
「うん。俺が奈央美のこと好きだったの、結構早くにバレてたし」
「あ、そう言われてみれば、何度か一緒にお昼食べたとき、よく涼太のことが話にでてきたし、遠まわしに『好きだろ』って、言われてる感じがした」
2人とも、箸が止まった。
「松下さんって、すごいね」と奈央美が感心しながら言う。
「いや、俺からすれば、ちょっと怖いよ」
長い間、一人飯だったから、好きな人と笑って食事ができる時間が、この上なく嬉しい。
「じゃあ、帰るね」
「駅まで送るよ」
「ええ、いいよ。明日から仕事だし、涼太はゆっくり休んで」
奈央美はそう言って、玄関を出て行った。