モカブラウンの鍵【完結】
横浜駅から2つ前の駅で下り、自宅に向かって歩く。
公園の横を通り過ぎると、やっとマンションが見えて来た。
マンションのエントランスホールに入ると、丁度エレベーターから人が出てくる。
うちのマンションで一番の美男美女夫婦。そして、おしどり夫婦だ。
「おはようございます」
旦那さんと手を繋ぎ、少し膨らんだお腹を庇いながら奥さんが言った。
「あっ、おはようございます」
旦那さんは俺の方を見て、軽く会釈をする。
「真美。足元、気をつけて」
「大丈夫だよ。和樹さんが手繋いでくれてるし」
そんな仲睦まじい会話をする2人の背中を見つめた。
いいな……。
あんなかわいい奥さんがいたら。
毎日、幸せだよな。
公園の横を通り過ぎると、やっとマンションが見えて来た。
マンションのエントランスホールに入ると、丁度エレベーターから人が出てくる。
うちのマンションで一番の美男美女夫婦。そして、おしどり夫婦だ。
「おはようございます」
旦那さんと手を繋ぎ、少し膨らんだお腹を庇いながら奥さんが言った。
「あっ、おはようございます」
旦那さんは俺の方を見て、軽く会釈をする。
「真美。足元、気をつけて」
「大丈夫だよ。和樹さんが手繋いでくれてるし」
そんな仲睦まじい会話をする2人の背中を見つめた。
いいな……。
あんなかわいい奥さんがいたら。
毎日、幸せだよな。