モカブラウンの鍵【完結】
「なんかビックリだよな。松下さんの結婚」
電車から降り、奈央美の家に向う道。
手をつなぎながら、松下さんたちのことを話していた。
「うん」
「たまに『結婚したらどうですか』みたいなことは、松下さんに言ってたけどさ。こんなに早く結婚するとは思わなかったな」
本当に意外だった。
勝手なことを言えば、俺と奈央美との方が早く結婚するかもなんて思ってたぐらいだから。
「そうだね。でも、松下さんと野沢さん、同棲しているからかもしれないけれど、どこから見ても夫婦だったよね」
「うん。でも、あの2人から見ると俺たちも夫婦みたいらしいね」
そう言うと、夜道でもわかるくらい顔を赤くしていた。
なんだ、奈央美だって照れてるし。
「着いたぞ」
奈央美のアパートのエントランス前に着き、手を離した。
電車から降り、奈央美の家に向う道。
手をつなぎながら、松下さんたちのことを話していた。
「うん」
「たまに『結婚したらどうですか』みたいなことは、松下さんに言ってたけどさ。こんなに早く結婚するとは思わなかったな」
本当に意外だった。
勝手なことを言えば、俺と奈央美との方が早く結婚するかもなんて思ってたぐらいだから。
「そうだね。でも、松下さんと野沢さん、同棲しているからかもしれないけれど、どこから見ても夫婦だったよね」
「うん。でも、あの2人から見ると俺たちも夫婦みたいらしいね」
そう言うと、夜道でもわかるくらい顔を赤くしていた。
なんだ、奈央美だって照れてるし。
「着いたぞ」
奈央美のアパートのエントランス前に着き、手を離した。