モカブラウンの鍵【完結】
「おじゃまします」
「おう。久しぶり、入れよ」
土曜の夜、ノブを家に呼び、仕事のことやお互いの近況報告をしながら、夕飯を食べていた。
ノブは高校の頃から変わっていない。
笑い声が大きくて、とにかく明るい。
コイツと一緒にいると、悩みもや嫌なことも、全部吹っ飛ぶんだよな。
学生時代からやっていた、フットサルを今でも続けて、肌がこんがりきつね色。
今の仕事がコックっていうのは、冗談かと思った。
そして高校時代に言っていた、ペンションの経営の夢を叶えようとしている。
「リョウさ、相変わらず料理が上手いよな。高校の時、自分で弁当作ってきてたし。弁当男子の先駆け」
「ああ、俺が作らないと、姉ちゃんの不味い弁当が待ってるから。それなら自分で作ったほうがましだったし」
久しぶりの高校の頃の思い出話は楽しい。
クラスメイトの話や教師の話は笑いが止まらなかった。
「ノブさ、なんで俺が『ARAI DESIGN』で働いてるって、知ってたんだ?」
「智也に聞いた」
智也も高校時代の友人で、働いている所が俺の職場と近くて、時々、飲みに行ったりしている。
「おう。久しぶり、入れよ」
土曜の夜、ノブを家に呼び、仕事のことやお互いの近況報告をしながら、夕飯を食べていた。
ノブは高校の頃から変わっていない。
笑い声が大きくて、とにかく明るい。
コイツと一緒にいると、悩みもや嫌なことも、全部吹っ飛ぶんだよな。
学生時代からやっていた、フットサルを今でも続けて、肌がこんがりきつね色。
今の仕事がコックっていうのは、冗談かと思った。
そして高校時代に言っていた、ペンションの経営の夢を叶えようとしている。
「リョウさ、相変わらず料理が上手いよな。高校の時、自分で弁当作ってきてたし。弁当男子の先駆け」
「ああ、俺が作らないと、姉ちゃんの不味い弁当が待ってるから。それなら自分で作ったほうがましだったし」
久しぶりの高校の頃の思い出話は楽しい。
クラスメイトの話や教師の話は笑いが止まらなかった。
「ノブさ、なんで俺が『ARAI DESIGN』で働いてるって、知ってたんだ?」
「智也に聞いた」
智也も高校時代の友人で、働いている所が俺の職場と近くて、時々、飲みに行ったりしている。