モカブラウンの鍵【完結】
「改めてプロポーズさせてください。
佐伯奈央美さん、僕と結婚してください」
テディベアを奈央美の右手に乗せる。
それをじっと見つめていた奈央美の目が赤くなった。
「これ、指輪?」
テディベアの左手に填っている指を触りながら言った。
「ああ、貸して」
テディベアから指輪を抜き取り、奈央美の細くて白い薬指に指輪を填める。
「サイズ、ピッタリ。どうして?」
「前にさ、俺の部屋に指輪、忘れていっただろう? その指輪の号数を姉ちゃんに調べてもらった。いつも右手の薬指に填めてたから、左手も変わらないだろうと思って」
奈央美が嬉しそうに微笑んでくれた。
久しぶりに笑顔を見れた。
「ありがとう。どうぞよろしくお願いします」
奈央美が俺に抱きついてくる。
俺も奈央美の背中に腕を回して「よろしくお願いします」と言った。
佐伯奈央美さん、僕と結婚してください」
テディベアを奈央美の右手に乗せる。
それをじっと見つめていた奈央美の目が赤くなった。
「これ、指輪?」
テディベアの左手に填っている指を触りながら言った。
「ああ、貸して」
テディベアから指輪を抜き取り、奈央美の細くて白い薬指に指輪を填める。
「サイズ、ピッタリ。どうして?」
「前にさ、俺の部屋に指輪、忘れていっただろう? その指輪の号数を姉ちゃんに調べてもらった。いつも右手の薬指に填めてたから、左手も変わらないだろうと思って」
奈央美が嬉しそうに微笑んでくれた。
久しぶりに笑顔を見れた。
「ありがとう。どうぞよろしくお願いします」
奈央美が俺に抱きついてくる。
俺も奈央美の背中に腕を回して「よろしくお願いします」と言った。