モカブラウンの鍵【完結】
「じゃあ、帰るね」
奈央美と玄関に立つと、お義父さんとお義母さんが見送りに来てくれた。
「またいつでも遊びに来てくださいね」
「将棋の相手をまたしてくれ」
俺はご両親に挨拶をして、奈央美の実家をあとにした。
コインパーキングへ向かって、ゆっくりと手を繋いで歩く。
「奈央美、子供って何人欲しい?」
「ええ? 何、朝から?」
「朝からって。俺は純粋に聞いてるんだけど。奈央美は違うこと考えてるんだ」
からかうと「もう」と言って、俺の肩を自分の肩で軽く押してきた。
「子供ね。やっぱり、男の子と女の子は欲しいかな」
「俺も。家族がいっぱいるって、賑やかでいいなと思ってさ」
「うん。でも、お互いの仕事のこともあるし、まだ2人の時間を大事にしたいかな」
「そうだな」
ちょうどコンビニの前に来た。
「あ、コーヒー牛乳買うんだろ?」
「うん」
コーヒー牛乳を買うだけで楽しくなるような2人の時間を大切にしていきたいと思いながら、暖かいコンビニの中に入った。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
*次の番外編は『結婚式』になります。
奈央美と玄関に立つと、お義父さんとお義母さんが見送りに来てくれた。
「またいつでも遊びに来てくださいね」
「将棋の相手をまたしてくれ」
俺はご両親に挨拶をして、奈央美の実家をあとにした。
コインパーキングへ向かって、ゆっくりと手を繋いで歩く。
「奈央美、子供って何人欲しい?」
「ええ? 何、朝から?」
「朝からって。俺は純粋に聞いてるんだけど。奈央美は違うこと考えてるんだ」
からかうと「もう」と言って、俺の肩を自分の肩で軽く押してきた。
「子供ね。やっぱり、男の子と女の子は欲しいかな」
「俺も。家族がいっぱいるって、賑やかでいいなと思ってさ」
「うん。でも、お互いの仕事のこともあるし、まだ2人の時間を大事にしたいかな」
「そうだな」
ちょうどコンビニの前に来た。
「あ、コーヒー牛乳買うんだろ?」
「うん」
コーヒー牛乳を買うだけで楽しくなるような2人の時間を大切にしていきたいと思いながら、暖かいコンビニの中に入った。
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*次の番外編は『結婚式』になります。