モカブラウンの鍵【完結】
結婚式は姉ちゃんが働いているホテルで挙げることになっている。
最初は俺も奈央美も、写真だけ撮ればいいと思っていた。
仕事が忙しいし、そんなに大々的なことをする必要もないという、お互いの意見が一致していた。
奈央美もウェディングドレスが着られれば満足といった感じだったし。
そんな俺たちの考えを真っ向からぶち壊しに掛ったのが姉ちゃんだ。
俺たち夫婦は経済観念も似ていて、所謂、倹約かだ。
必要なもの、絶対に欲しいものは買うが、それ以外のものは買わない。
1年前に引越しをしているとはいえ、3か月前に、このマンションに引っ越してきた時、奈央美の荷物の少なさにビックリしたのを覚えている。
女は大荷物ってのが、俺の相場。ちなみに姉ちゃんは大荷物だ。
その無駄なものを処理するのは姉ちゃんの夫、幸司さんだ。
結婚する前は、もちろん俺。
最初は俺も奈央美も、写真だけ撮ればいいと思っていた。
仕事が忙しいし、そんなに大々的なことをする必要もないという、お互いの意見が一致していた。
奈央美もウェディングドレスが着られれば満足といった感じだったし。
そんな俺たちの考えを真っ向からぶち壊しに掛ったのが姉ちゃんだ。
俺たち夫婦は経済観念も似ていて、所謂、倹約かだ。
必要なもの、絶対に欲しいものは買うが、それ以外のものは買わない。
1年前に引越しをしているとはいえ、3か月前に、このマンションに引っ越してきた時、奈央美の荷物の少なさにビックリしたのを覚えている。
女は大荷物ってのが、俺の相場。ちなみに姉ちゃんは大荷物だ。
その無駄なものを処理するのは姉ちゃんの夫、幸司さんだ。
結婚する前は、もちろん俺。