モカブラウンの鍵【完結】
ワインよりビール
「ダメだわ……。全然、浮かばない……」
「ですね……」
会議室のホワイトボードや会議用の大きなテーブルには、俺や佐伯さんが描いたデザイン画や図面が並べられていた。
来週は『natural jewelry』とのデザイン会議があり、そこで俺たちのデザインプランを話すことになっている。
時間もたいしてないのに、俺たちは全く良い案がなかった。
いくつものデザインが目の前に広がっているのに自信作が1つもない。
首までサポートしてくれるキャスター付きの椅子に体を沈めて、僕も佐伯さんも無言でテーブルを見つめていた。
近くにある紙にデザイン画を軽く描いては「ダメ」と言っては、近くのゴミ箱に捨てる。
気がつけば、俺たちが描いたデザインの残骸でいっぱいになっていた。
「ですね……」
会議室のホワイトボードや会議用の大きなテーブルには、俺や佐伯さんが描いたデザイン画や図面が並べられていた。
来週は『natural jewelry』とのデザイン会議があり、そこで俺たちのデザインプランを話すことになっている。
時間もたいしてないのに、俺たちは全く良い案がなかった。
いくつものデザインが目の前に広がっているのに自信作が1つもない。
首までサポートしてくれるキャスター付きの椅子に体を沈めて、僕も佐伯さんも無言でテーブルを見つめていた。
近くにある紙にデザイン画を軽く描いては「ダメ」と言っては、近くのゴミ箱に捨てる。
気がつけば、俺たちが描いたデザインの残骸でいっぱいになっていた。