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心温まる作品でした。 彼と彼女の立場から読めるように別々に小説を作られていて、お互いの想いを知ることができるのもよかったです。
朝起きたら、一つのベッドに男女が。 そんなありきたりな始まり。でも、この男女には過ちはなかった。 デザイン会社に勤める杉山は、過ちのなかった一夜から先輩で年上の女性佐伯のことを気にかけるようになる。 営業の松下や、姉からはっぱをかけられ、それが恋だと自覚するが……。 読んでいて心が暖まるお話でした。登場人物全てが優しく、暖かで、とても素敵な雰囲気を醸し出しています。 多少誤字脱字が見受けられ、気になってしまうこともあったのが少し残念でした。 柔らかでゆっくりと関係を結んでいく彼らの恋心と、タイトルの意味。 料理をキーワードに、とても素敵に調理された物語でした。 爽やかな読了感をもたらす、とても優しい物語です。ぜひご一読を!