君の笑顔が

「こ、こいつは俺の女だから」


男はかなり焦ってる。


「ユキ、そうなの？」


「え？…あぁ。知らないわよこんなおっさん。」


「だってさ！おっさん」


「おっ…って俺はまだ25だ！」


いゃ、どうでもいいんですが…。


「いや。ユキからしたら十分おっさんだから。と言うことで、おっさん。どっか行ってくれる？」


「…チッ。ユキ、覚えてろよ？」


その男は去っていった。

くっさい捨て台詞をはいて。



「ユキ大丈夫？」


「…」


「…っ」


俺はクラッと立ちくらみがしてしゃがんだ。


「…!?ま、雅也？」


「…ユキ…大丈夫だから…」


ユキに支えられ、知らない道をつれてかれた。


気づけば、意識はなかった。