君の笑顔が
カフェに入り、ちょっと注文した。
「ねぇ、ユキっていくつ?」
「…知ってどうするの?」
相変わらず反応、言葉は冷たい。
「だって知りたいじゃん?俺、ユキのこと知りたいんだよ!」
「…あなたって変わった人ね」
あ、ユキが表情を崩した。
ちょっとだけ微笑んだユキ。
すごく見とれてしまった。
「ふ、普通じゃない?」
ちょっと戸惑いながら言った。
「うんん。私を知りたがる人なんかいないから…」
…え?
ユキは無表情だった。
触れない方がいいと悟り、俺はその事にたいして言うのをやめた。
「いくつなの?」
「…あなたは知らない方がいいんじゃない?」
どうして?
その言葉しか思い浮かばなかった。
「いや、知りたい。俺はユキのすべてが知りたい!」
「…15」
「…えっ?じゅ…15?」
「そうよ」
まじかよ。
中3じゃねぇよな?
多分高1だよな?