君の笑顔が


「そうなんだ…。」


「驚いた?」


「うん」


そりゃ驚かないわけがない。

まぁ、年齢近いっちゃ近いけど、顔立ちからして高3か俺と同じだと思ってた。


「よく言われる。大学生に間違われるの」


「分かる、俺も俺と同じぐらいかと思ったから!」


「同じぐらい…?」


「うん。あ、俺18なんだけどな!」


「え?」


ユキは意外そうな顔をした。


「あ、分かんなかった?」


「うん。内面は私と同じくらいでも、20くらいかなって…」


え?
まじで?


「おれってそんなフケてる?」


ショックなんですけどー。


「違う違う!大人っぽいって言いたいの!」


ユキは焦らず普通に言った。


「…まじ?」


「うん!」


「そっか!でも、ユキも大人っぽいからな!15にはとても見えない!」


「だから言われなれてる」


「15って高1?」


「うん」


そっか。
高1ならよかった。
中3なら義務教育だからな。
よかったよかった。

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