~デンファレ~
#2契約結婚は恋の始まり?
それから私達は、連絡先を交換した。


何度か会って契約書を交わし


 バレない事は、絶対条件になった!!


けど、1人だけ早くもバレた!

 
私の行動に疑問を持ち問い詰められ私は話してしまっ

た。

梨莉子さんだけは騙せなかった!


その後彼に電話をして2人で事情を話し何とか

 
理解を示し協力してくれる事になった。


そして、最初の仕事の日が来た。


 彼のお父さんの創立記念パーティーの日!!


その日は朝から彼と逢い色々な場所に連れてかれた!


最後の店で私は、着替えやメイクをしてもらい


 今鏡の前に立っている。

 
 (…うわぁ~…変われば変わるねぇ~……

 きれい……)


私は、鏡の中の自分に見惚れていた!


 すると背後から彼が現れビックリする私を尻目に


首に見るからに高そうなネックレスを着けてくれた。


「…きれい……肩凝りそう……」


私は思った事を言ってしまった!


 彼はキョトンとした顔になり直ぐ笑顔で

 
「…確かに肩凝りそうだね…!けど今のキミに

 一番似合うと思って作らせた!…凄く綺麗だよ!」


鏡越しに、しかも耳に息がかかる所で言われ


 私は俯き顔が赤くなるのを感じていた。


両肩に軽く彼の手が触れ鼓動が早まり私は


 とっさに横に移動した。


グラッ!!


 慣れないヒールでドレスの裾を踏んでしまった。



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