クローバー〜素直になる魔法〜
8:20
校門前。
ふぅ、、、何とか間に合った。
何とか朝食を食べ終え、秋兄が車のキーを持って急かしてくれたおかげもあるのかも。
学校まで車で約10分。家から近い分、ついついのんびりしちゃうのが、私の悪い癖。
運転中、秋兄は何も言わなかった。...私が寝坊した理由を何となく分かっていたのかもしれない。
(特に今日はクラス発表の日だから、学校に行きたくない気分だったからなぁ。だから、秋兄も俊兄も、何も言わなかったのかも。いつもなら『また寝坊‼』って怒られるもんな。)
そんな事を考えながらクラス発表が貼り出されている玄関の所まで歩く。
みんな自分のクラスが気になるのか、貼り紙の前は大混雑している。
なかなか貼り紙の前まで行くことが出来ない。
ゆっくり動く流れに合わせながら、歩く。貼り紙の前まで、あと1m。
(いよいよだ、、、どうかアイツとだけは同じクラスになりませんように!!)
そんな事を考えながら歩いた。
後ろからポンっと肩を叩かれる。
『華菜、おはよう!そんな暗い顔しないの!』
元気に声をかけてきたのは親友の杏菜。何でも話せて、色々と気が利く。面倒見が良くて、ちょっとした変化にもすぐ気がつく。
(杏菜には、一生隠し事が出来ないかもね(笑))
『杏菜、おはよ。相変わらず元気だねー。』
『まっ、新学期だしね。クラス発表が気になる?』
(うっ、するどいな。ホント勘が鋭いんだから(笑))
『朝、芳澤先生に聞かなかったの?』
コソッと私に聞いてきた。
杏菜は私と芳澤先生が、兄妹だって事を知ってる数少なく友達。ある意味、気が楽。
『一応、聞いたんだけどね、、、笑顔で交わされちゃって、教えてくれなかった。』
ちょっと拗ねてみた。
『へぇー。まぁ、芳澤先生らしいね。華菜の質問攻撃を笑顔で交わすとは。』
『ホントだよ。秋兄と違って俊兄は、ホント何を考えてるか分からないんだから。』
『まぁまぁ。じゃあ、一緒に見よっ。同じクラスだといいね
校門前。
ふぅ、、、何とか間に合った。
何とか朝食を食べ終え、秋兄が車のキーを持って急かしてくれたおかげもあるのかも。
学校まで車で約10分。家から近い分、ついついのんびりしちゃうのが、私の悪い癖。
運転中、秋兄は何も言わなかった。...私が寝坊した理由を何となく分かっていたのかもしれない。
(特に今日はクラス発表の日だから、学校に行きたくない気分だったからなぁ。だから、秋兄も俊兄も、何も言わなかったのかも。いつもなら『また寝坊‼』って怒られるもんな。)
そんな事を考えながらクラス発表が貼り出されている玄関の所まで歩く。
みんな自分のクラスが気になるのか、貼り紙の前は大混雑している。
なかなか貼り紙の前まで行くことが出来ない。
ゆっくり動く流れに合わせながら、歩く。貼り紙の前まで、あと1m。
(いよいよだ、、、どうかアイツとだけは同じクラスになりませんように!!)
そんな事を考えながら歩いた。
後ろからポンっと肩を叩かれる。
『華菜、おはよう!そんな暗い顔しないの!』
元気に声をかけてきたのは親友の杏菜。何でも話せて、色々と気が利く。面倒見が良くて、ちょっとした変化にもすぐ気がつく。
(杏菜には、一生隠し事が出来ないかもね(笑))
『杏菜、おはよ。相変わらず元気だねー。』
『まっ、新学期だしね。クラス発表が気になる?』
(うっ、するどいな。ホント勘が鋭いんだから(笑))
『朝、芳澤先生に聞かなかったの?』
コソッと私に聞いてきた。
杏菜は私と芳澤先生が、兄妹だって事を知ってる数少なく友達。ある意味、気が楽。
『一応、聞いたんだけどね、、、笑顔で交わされちゃって、教えてくれなかった。』
ちょっと拗ねてみた。
『へぇー。まぁ、芳澤先生らしいね。華菜の質問攻撃を笑顔で交わすとは。』
『ホントだよ。秋兄と違って俊兄は、ホント何を考えてるか分からないんだから。』
『まぁまぁ。じゃあ、一緒に見よっ。同じクラスだといいね