TABOO Ⅰ~カーテンに隠れて~ 


強い視線から逃げるように目の前の胸に顔を埋めると、抱き締める腕の力が増す。


それでも足りなくて、見上げて唇をせがんだ。


「…今日部屋来いよ」


深いキスの合間に囁かれ、迷わないうちに頷き、また目を閉じる。


あたしの居場所はここだから、あの日には戻らない。


戻れない。




降り止まない雨音を聴きながら、1度だけ触れた口唇を想った。




To be continued…


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