1日一万円のサンタクロース【完】

「な、な、」


「これでも№1だよ?」


「はぁぁ!?」


「運がいいよね、俺が来たんだから」


「実際№1とかどうでもいいんですけど」


「は?」


「だって大切なのは中身でしょ?」


「そうなの?」


「私だったら猫被って№1になっても嬉しいと思わない」


「ふーん」


ソファの横で立っていたあたしに男は手を伸ばし

あたしの手首を掴んだ

「な、何ですか」


「お前面白いな」


なぜか男はさっきとキャラが変わっていて


「な、にが」


< 15 / 57 >

この作品をシェア

pagetop