1日一万円のサンタクロース【完】
お家デート
「もぉこんな時間か」
時計を見れば昼になっていた
「昼飯でも作るか」
「え?」
「何だ?」
「作れるの?」
「お前、俺はホストだぞ?できねぇ事なんかねぇ」
その自信はどこから来てるんだよ
「何もないけど」
「あるもんで作る」
「じゃぁよろしく」
「おう、まかせろ」
あたしはソファに座りテレビを見ることにした
キッチンの方では
ザクザク
やら
ジュージュー
やら
いろんな音が聞こえる
匂いもすごく良い匂いだ
匂いだけでお腹が空いてしまうとは
「どうぞ」
コトッ
テーブルに置かれた様々な料理は
よだれが出てしまうほど美味しそうだった。