1日一万円のサンタクロース【完】
頭狂ったんじゃないの!
「お前が変なこと言うのがわりぃんだぞ?」
「はぁ!?」
いやいや、なんも言ってないじゃん!
「俺にこんな変な感情させやがって責任取れ」
「はぁ!?―ん」
あたしは抵抗する前に手を片手で押さえつけられ
「んっふっ」
長々とキスされる
「や、めっ」
触れるだけかと思いきや
「んっふぁ」
一樹の舌まで入ってきて
な、何やってんのよ!こいつ!
とうとう息が続かなくなり
「も、無理!」
一樹の唇を噛んだ
「いってぇ」
「何してんのよ!す、好きでもないのに―」
「お前が変なこと言うからだろ!」
「何を言ったのよ!」
「ったく、普通に俺のこと聞けて嬉しいとか言うなっつぅの」
「それの何処が変なのよ」
「あのなぁ俺はキスですんだけど他の奴だったら襲ってるぞ」