1日一万円のサンタクロース【完】
「こんなに笑ったのは久しぶりだ」
一樹が微笑みながら言うその顔は
とても綺麗だった
夕日の光が丁度あたっていて
キラキラ輝いているようだった
「フフッそんなのあたしもだよ」
「俺達って似たもの同士?」
「案外そうかも」
二人夕日の光に包まれた部屋で笑ったこの頃のことは
絶対に忘れない
あなたが居なくなるまでタイムリミットはあと
14時間
多いように見えて
朝目覚めたときのあたしにとっては
とても短い
幸せな時間だったのです