1日一万円のサンタクロース【完】

今にも死にそうな声を出し『腹が減った』と言う男


「あ、あの家来ます?ハンバーグ余ってるんで」


「まじで!?いくいく!」


「あ、じゃぁ行きましょうか」


ボサボサの頭にスエットを着ているだらしなさそうな男


男の部屋を出て自分の家へと帰る


「そこに座っててください」


普段は他人を部屋に入れないんだが


まぁ緊急事態だし


その後すぐにご飯を用意し男に差し出す


自分も食べていないため一緒に食べることにした


「ごめんね、驚かせちゃって」


「いえ」


「ご飯食べてなかったの?」


「それはこっちの台詞です」



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