私の王子様。
確かにそうだけど…
でもそんな勇気ないよ!
話をしたことないのに、告白なんてできるわけ無いじゃん。
学校の階段を荷物を持って上っていると
「重いでしょ、持ってあげるよ。」
「あ…ありがとう」
キャー!こんなこと言われるなんて!!!
毎日妄想に出てきてるんだよ~貴之くん!!
あなたは知らないと思うけど
私はよ~く知ってるんだから!
なんて思っていると、変な顔をされちゃった。
ヤバイヤバイ!!
「大丈夫?」
「え?うん、大丈夫だよ・・・」
荷物を運び終えると、貴之くんは保健室に向かっていた。
何故か私の腕を掴んで。