私の王子様。
え?妄想って??
まさか!!!
私のブログの事???
「まさか、あのブログのこと知ってたの?」
「うん・・・」
「何で?どうして知ってるの??」
「ちょっと噂になってて・・・
俺、あおいのこと好きだから、だからあおいの理想に近づきたくて。
凄く恥ずかしかった・・・でも、あおい喜んでくれたから…笑った顔を見たかったし。」
そうだったんだ・・・
「一緒に居ると、何だか気持ちが爆発してしまいそうになって・・・
ずっと我慢してたんだ・・・
あのブログに出てくる相手って、俺のことだろ?」
私は涙が止まらない・・・
貴之くんの顔がぼやけて見える・・・
「もう無理・・・もう一緒には居ない方がいいよな・・・」
「そんなこと・・・さっきはびっくりしただけ。
私の妄想と違いすぎて怖くなったの・・・
でも、もう大丈夫だから・・・」
「え・・・」
私は貴之くんに抱きついた。
きっと大丈夫、もう大丈夫だから・・・