誰にしようかな ~12人からの甘い吐息~
「それはな、12人のお坊ちゃんの
言うことは絶対と言うことじゃ」


なんだー、そんなことか((笑


この時、まだ私はこの言葉の
本当の意味を知らなかった…


「社長、お嬢様 別荘が
右手に見えて参りました」


ずっと運転していた秘書さんに
言われて、右をみてみると
すごい大きな家が建っていた。


『すごーい』


お世辞じゃなくて、ホントに
その建物は自然とそんな言葉が
出てくる様なお屋敷だった


「じゃろー」


おじいちゃんが、嬉しそうに
その建物について語り始めたけど
そんなの耳に入らなかった


今の私には、これから
どんな暮らしが待っているのか
そんな期待に胸をふくらませていた
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