臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
近付きたい
きれいな青空…電車を降りて、麻由子は空を見上げた。
今日から12月だけど、晴れているせいかそれほど寒さを感じなかった。
2日前のデートを思い出す。気持ちを伝えることも出来なかったし、クリスマスの予定も聞くことが出来なかった。
まだまだ恋の実らせるための課題は残っている。その課題をクリアしないと夢であるクリスマスデートは実現しない。だけど、課題をクリアさせるための勇気が出ないのだ。
駅を出て、前方に見えた航平に近付こうと一歩を踏み出す。こんな小さな一歩しか踏み出せない。それでも麻由子にとっては勇気ある一歩だ。
しかし、歩き出そうとしたその時…
麻由子の前に影が出来た。
「おはよう」
「佐久間くん…」
諦めの悪い男、佐久間の登場だ。
「私、急ぐから」
麻由子は佐久間を振り払い、小走りする。
今日から12月だけど、晴れているせいかそれほど寒さを感じなかった。
2日前のデートを思い出す。気持ちを伝えることも出来なかったし、クリスマスの予定も聞くことが出来なかった。
まだまだ恋の実らせるための課題は残っている。その課題をクリアしないと夢であるクリスマスデートは実現しない。だけど、課題をクリアさせるための勇気が出ないのだ。
駅を出て、前方に見えた航平に近付こうと一歩を踏み出す。こんな小さな一歩しか踏み出せない。それでも麻由子にとっては勇気ある一歩だ。
しかし、歩き出そうとしたその時…
麻由子の前に影が出来た。
「おはよう」
「佐久間くん…」
諦めの悪い男、佐久間の登場だ。
「私、急ぐから」
麻由子は佐久間を振り払い、小走りする。