臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
「いや、遅くはないけど、俺、午後からは出る予定があってね」
「大丈夫です。今回はそれほど量がないので私一人で行けます」
「悪いね。じゃあ、頼むよ」
麻由子は課長に頭を下げて、デスクに戻り、入力を再開させた。
「失礼します」
「どうぞー」
麻由子はノックして、医務室のドアを開けた。
「備品、持ってきました」
各部署の備品配布に回り、最後の配布場所である医務室に辿りついた。
備品室から1つ1つ確認して持ち出し、それを各部署に配るので地味な仕事だが、時間をかかっていた。もうすぐ終業時間になろうとしていた。
「あら、麻由子ちゃん。ご苦労さま」
「遅い時間にすみません」
パソコンで健康管理表をチェックしていた美里が立って、麻由子から受け取る。医務室の事務用品は量が少なかった。
「大丈夫です。今回はそれほど量がないので私一人で行けます」
「悪いね。じゃあ、頼むよ」
麻由子は課長に頭を下げて、デスクに戻り、入力を再開させた。
「失礼します」
「どうぞー」
麻由子はノックして、医務室のドアを開けた。
「備品、持ってきました」
各部署の備品配布に回り、最後の配布場所である医務室に辿りついた。
備品室から1つ1つ確認して持ち出し、それを各部署に配るので地味な仕事だが、時間をかかっていた。もうすぐ終業時間になろうとしていた。
「あら、麻由子ちゃん。ご苦労さま」
「遅い時間にすみません」
パソコンで健康管理表をチェックしていた美里が立って、麻由子から受け取る。医務室の事務用品は量が少なかった。