臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
佐知子は写真を撮ろうとカメラを持ってきていた。美里と美里の夫が交互に撮影する。航平の隣りに立たされた麻由子の笑顔は緊張でぎこちなかった。
シャンパンの入ったグラスを掲げて、乾杯をする。
「麻由子ちゃん、どんどん食べてね」
美里はいろんな料理を取り分けた皿を麻由子に渡す。
「ありがとうございます。いただきます」
麻由子は航平の家族に失態を見せないように必死だった。
本当に麻由子の膝の上が気に入ったらしいタマはそこでずっと丸くなって寝ていた。
「写真撮ってもいいですか?」
「ん?ああ、タマの?いいよ、どうぞ」
麻由子は丸くなっているタマを起こさないよう少し不格好な姿勢でスマホのシャッターを押した。
「貸して。麻由子ちゃんとタマを撮ってあげるよ」
「あらー、私が撮ってあげるわよ。ほら、航平も入って」
「え。俺も?」
シャンパンの入ったグラスを掲げて、乾杯をする。
「麻由子ちゃん、どんどん食べてね」
美里はいろんな料理を取り分けた皿を麻由子に渡す。
「ありがとうございます。いただきます」
麻由子は航平の家族に失態を見せないように必死だった。
本当に麻由子の膝の上が気に入ったらしいタマはそこでずっと丸くなって寝ていた。
「写真撮ってもいいですか?」
「ん?ああ、タマの?いいよ、どうぞ」
麻由子は丸くなっているタマを起こさないよう少し不格好な姿勢でスマホのシャッターを押した。
「貸して。麻由子ちゃんとタマを撮ってあげるよ」
「あらー、私が撮ってあげるわよ。ほら、航平も入って」
「え。俺も?」