臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
「うん、そうだよね。いきなり過ぎるよね?麻由子ちゃんがかわいいから、好きだから…抱きたいけど。んー、今日は我慢するかな」

抱きたい気持ちは強いけど、相手の気持ちを無視することは出来ない。無理矢理抱いて、悲しませることはしたくない。

焦る必要はない。まだ始まったばかりなのだから、抱くチャンスはこれから何度でもあるはずだ。


「すいません…」


大好きなのに、嬉しいはずなのに、いざとなると臆病になってしまい、拒んでしまったことを申し訳ないと思った。


「でも、今謝ったからお仕置きはするよ」

「あ!」


つい謝ってしまったことに気付いた麻由子は思わず手を口に持って行こうとする。

しかし、その手はすぐに捕まり、航平は無防備になっている口に自分の口を重ねた。


お仕置きは口に…。



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