臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
飲み会の場所は会社と最寄り駅中間にある居酒屋で、徒歩5分くらいのところにあった。そこは営業課でも総務課でも利用することの多い店だ。
半個室になっている6人用のテーブル席に案内されて、麻由子の前に航平が座った。
(どうしよう。前、見れない。顔なんて上げれないよ)
緊張で俯く麻由子を千尋が肘でつつく。
「ちょっと…顔を上げなよ」
「う、うん…」
何とか顔を上げるものの…前を向かないで、隣りの千尋を見た。
「こら!あたしを見て、どうするのよ!」
千尋が小声で怒る。千尋に怒られ、チラッと航平に目を向ける。
ドッキーン!
航平と目が合い、麻由子の心臓は飛び跳ねた。
航平は優しく微笑んだ。
「君たち3人は同期なんだって?そんな集まりに俺が入ってしまって、ごめんね」
半個室になっている6人用のテーブル席に案内されて、麻由子の前に航平が座った。
(どうしよう。前、見れない。顔なんて上げれないよ)
緊張で俯く麻由子を千尋が肘でつつく。
「ちょっと…顔を上げなよ」
「う、うん…」
何とか顔を上げるものの…前を向かないで、隣りの千尋を見た。
「こら!あたしを見て、どうするのよ!」
千尋が小声で怒る。千尋に怒られ、チラッと航平に目を向ける。
ドッキーン!
航平と目が合い、麻由子の心臓は飛び跳ねた。
航平は優しく微笑んだ。
「君たち3人は同期なんだって?そんな集まりに俺が入ってしまって、ごめんね」