臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
話したい
翌日、朝の挨拶をしようと決心した麻由子はいつもより少し遅い時間に家を出て、電車を一本遅らせた。
いつも見ている自販機の物陰から突然現れるのは不自然だし、ストーカー行為と思われては困る。
航平の後ろから近付いて、声を掛けるという作戦に決めた。臆病者の麻由子にしてはかなり勇気のいる作戦だ。
いざ、作戦開始!
駅を出て、会社までの道で、前方に航平がいないかと探す。
いない…来るのが遅かった?それとも出張かな?
もしかして、後ろにいるかも。振り向こうとした時…
「麻由子ー、おはよう!」
元気よく肩を叩かれた。
「千尋!おはよう…」
千尋の隣りには楠本もいた。寄り添うように並ぶ二人を見て、今までと違う距離を感じた。航平が言っていた甘い夜を過ごしたのだろう。
そのせいか、本の表情は今日の青空のように晴れ晴れしている。
いつも見ている自販機の物陰から突然現れるのは不自然だし、ストーカー行為と思われては困る。
航平の後ろから近付いて、声を掛けるという作戦に決めた。臆病者の麻由子にしてはかなり勇気のいる作戦だ。
いざ、作戦開始!
駅を出て、会社までの道で、前方に航平がいないかと探す。
いない…来るのが遅かった?それとも出張かな?
もしかして、後ろにいるかも。振り向こうとした時…
「麻由子ー、おはよう!」
元気よく肩を叩かれた。
「千尋!おはよう…」
千尋の隣りには楠本もいた。寄り添うように並ぶ二人を見て、今までと違う距離を感じた。航平が言っていた甘い夜を過ごしたのだろう。
そのせいか、本の表情は今日の青空のように晴れ晴れしている。