臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
ドキドキしながら、朝を迎えた。駅を出て、いつものように前方に歩く航平の姿を探す。
あれ?いない…後ろかな?
後ろを振り返り、後ろを探す。
でも、前を見ても、後ろを見ても航平の姿は見えなかった。お休みかな?
「麻由子、おはよう」
その時、後ろから来た楠本が麻由子の肩を叩く。
「何キョロキョロしてんの?速水さん探し?」
「うん…いないの。何で?」
「今日は取引先の展示会があるから、そっちに直行だよ」
「そうなんだ…残念…」
麻由子が気合い入れた日に限って、会えないことが多い。せっかくの脳内シミュレーションが無駄になる。
ガックリと肩を落とす麻由子に楠本は励ましの言葉を掛ける。
あれ?いない…後ろかな?
後ろを振り返り、後ろを探す。
でも、前を見ても、後ろを見ても航平の姿は見えなかった。お休みかな?
「麻由子、おはよう」
その時、後ろから来た楠本が麻由子の肩を叩く。
「何キョロキョロしてんの?速水さん探し?」
「うん…いないの。何で?」
「今日は取引先の展示会があるから、そっちに直行だよ」
「そうなんだ…残念…」
麻由子が気合い入れた日に限って、会えないことが多い。せっかくの脳内シミュレーションが無駄になる。
ガックリと肩を落とす麻由子に楠本は励ましの言葉を掛ける。