臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
航平は手帳の火曜日にチケット受取りと書いて、爽やかに総務課を出て行った。
麻由子は受け取った申込書を持ったまま、ぼーっとしていた。
「藤野さん、それ回してね。承認印押すから」
課長に肩を叩かれるまで…。
火曜日にまた航平と話を出来るチャンスが出来た!
そんなことを何度も何度も思い出しながら、土日を麻由子は1人で浮かれて過ごしていた。掃除をするときも料理をするときも鼻歌が出ていた。
まずは、明日の朝も挨拶からスタートさせる。挨拶は大事と子供の頃から教えられた。大人になってもそれは基本だと思っている。
その挨拶をその日の一番に航平にすることが毎日の目標になっていた。
日曜日の夜は次の日は遠足だ!という子供のようにワクワクしてなかなか眠りにつけなかった。
麻由子は受け取った申込書を持ったまま、ぼーっとしていた。
「藤野さん、それ回してね。承認印押すから」
課長に肩を叩かれるまで…。
火曜日にまた航平と話を出来るチャンスが出来た!
そんなことを何度も何度も思い出しながら、土日を麻由子は1人で浮かれて過ごしていた。掃除をするときも料理をするときも鼻歌が出ていた。
まずは、明日の朝も挨拶からスタートさせる。挨拶は大事と子供の頃から教えられた。大人になってもそれは基本だと思っている。
その挨拶をその日の一番に航平にすることが毎日の目標になっていた。
日曜日の夜は次の日は遠足だ!という子供のようにワクワクしてなかなか眠りにつけなかった。