臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
月曜日の朝、麻由子にとって思いがけないことが起きた。
駅から会社に向かって歩く麻由子は後ろから肩を叩かれて、振り向く。
「おはよう」
キラキラ輝く笑顔で航平が麻由子よりも先に声を掛けてきた。
(ま、眩しい…)
航平の背後に太陽があるから、眩しいのである。
眩しくて、思わず瞑ってしまいそうな目を頑張って開け、「おはようございます」と返した。どんな表情の航平も見逃してはならない。
キラキラ輝く笑顔に、心の中でシャッターを押した。いつでも思い出せる顔の1つとなるように。
実際に写真を撮ったら、ストーカーまがいの行為になってしまうが、心の中にしまう分には問題はなくて、誰にも迷惑を掛けない。
「チケットの受け取りは明日だよね?」
駅から会社に向かって歩く麻由子は後ろから肩を叩かれて、振り向く。
「おはよう」
キラキラ輝く笑顔で航平が麻由子よりも先に声を掛けてきた。
(ま、眩しい…)
航平の背後に太陽があるから、眩しいのである。
眩しくて、思わず瞑ってしまいそうな目を頑張って開け、「おはようございます」と返した。どんな表情の航平も見逃してはならない。
キラキラ輝く笑顔に、心の中でシャッターを押した。いつでも思い出せる顔の1つとなるように。
実際に写真を撮ったら、ストーカーまがいの行為になってしまうが、心の中にしまう分には問題はなくて、誰にも迷惑を掛けない。
「チケットの受け取りは明日だよね?」