臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
たまたま今夜の予定が3人とも何もなかった。ここにいない楠本はいつも空いているだろうと航平と千尋が勝手に判断した。
一応メールで確認したが、予想通り空いていたし、「行く!」と即答だった。
「じゃあ、今夜よろしくね」
ニッコリ笑って、去っていく航平の後ろ姿を見て、麻由子はため息を付く。
「快気祝いだなんて、お礼にならないよ。本当にいいのかな?速水さんに悪くない?」
「速水さんが言いだしたことだから悪くないに決まってるわよ。でも、何はともあれ、これも1つのチャンスよ。今夜こそ押し倒しなさいよ。ふらふらーと倒れ込むのよ」
押し倒すなど物騒なことを楽しそうに言う千尋は、楠本へ待ち合わせ時間のメールを送信した。
一応メールで確認したが、予想通り空いていたし、「行く!」と即答だった。
「じゃあ、今夜よろしくね」
ニッコリ笑って、去っていく航平の後ろ姿を見て、麻由子はため息を付く。
「快気祝いだなんて、お礼にならないよ。本当にいいのかな?速水さんに悪くない?」
「速水さんが言いだしたことだから悪くないに決まってるわよ。でも、何はともあれ、これも1つのチャンスよ。今夜こそ押し倒しなさいよ。ふらふらーと倒れ込むのよ」
押し倒すなど物騒なことを楽しそうに言う千尋は、楠本へ待ち合わせ時間のメールを送信した。