臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
麻由子の心を読んだのかどうかは分からないが…
「ちょっと前に営業の速水くんが来て、医務室に行ってるので遅れますと伝えてくれたよ」
宇野課長は麻由子が疑問に思っていたことを教えてくれた。
(速水さん、なんて良い人なの!)
初めて会った優しい航平に麻由子はまた感動して、社会人の先輩として尊敬をした。自分もあんなふうに優しい人間になりたいと。
麻由子はその日のうちにお礼を言おうと、営業課を訪ねた。研修時の社内見学で来たことはあるけれど、1人で足を踏み入れるのは初めてでどう航平を探そうかと緊張した。
だけど、少し顔を入れたところにちょうど航平がいて、麻由子に気付く。
「あ、もう大丈夫?」
朝と変わらない爽やかな笑顔を見せながら、航平は麻由子の前に立った。
「ちょっと前に営業の速水くんが来て、医務室に行ってるので遅れますと伝えてくれたよ」
宇野課長は麻由子が疑問に思っていたことを教えてくれた。
(速水さん、なんて良い人なの!)
初めて会った優しい航平に麻由子はまた感動して、社会人の先輩として尊敬をした。自分もあんなふうに優しい人間になりたいと。
麻由子はその日のうちにお礼を言おうと、営業課を訪ねた。研修時の社内見学で来たことはあるけれど、1人で足を踏み入れるのは初めてでどう航平を探そうかと緊張した。
だけど、少し顔を入れたところにちょうど航平がいて、麻由子に気付く。
「あ、もう大丈夫?」
朝と変わらない爽やかな笑顔を見せながら、航平は麻由子の前に立った。