m e m o r y**
頭に少し衝撃が走った。

目の前にはズボンを穿いている、足。
どうやらあたしは誰か(男)とぶつかったらしい。


恐る恐る顔を上げてみると、


そこには芸能人になれるんじゃないかっていうぐらい顔が整っている、、いわゆるイケメンくんがこちらを見下ろしていた。

――もしかして…?


「あの人じゃない? 転校生。」

「あ、そうっぽいよ!!」

こちらを見て指をさす姿と声があたしの耳に入ってきた。

――っていうか周りを見ると、どうやらあたしは2-5の後ろのドアまで来ていたようだ。

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