恋獄 ~ 白き背徳の鎖 ~
浅い部分を貫かれ、揺さぶられ、足の間から生暖かいものが流れ出す。
……これ以上されてしまうと、果ててしまうと、明日は廃人になってしまう。
明日は会食なのに……。
と思った花澄の心が伝わったのか、雪也が目を細めて笑う。
「……今さら逃げようなんて思ってるの?」
「……っ……」
「いいよ。君がそのつもりなら俺も容赦しない」
言うなり、雪也の腕が花澄の腰をがっちりと固定する。
次の瞬間。
熱いものが花澄の体の奥を強引にこじ開け、激しく貫いた。
声にならない悲鳴を上げて果てかけた花澄の腰を、雪也の手が強く抱きしめる。
そのまま何度も穿たれ、抉られて、花澄は忘我の叫びを上げた。
「あぁっ、……いいっ、……ぁあああっ」
「……花澄……っ」
「……ぁあっ、気持ちいいっ、……死んじゃう……っ」
自分のものとは思えない狂ったような声が唇から立ち続けに漏れる。
四肢に快楽が充ち、少しの刺激で耐えられないほどの気持ちよさが全身に駆け巡る。
雪也の動きとともに、二人の汗の香りが混ざった、色っぽいコロンの香りが花澄をさらに酔わせていく。