俺が教えてやるよ。


触れたってあたしを木から下ろしてくれたときのことでしょ!?


なんでそんな大袈裟なこと!

そんなこと言ったら王子が…


「……どういうことかな桃果ちゃん」


――ひっ!


ほら、目の笑っていない王子があたしを見た



「…っ、そ、れは……」


「説明してもらおうか。俺がちゃんと理解するまで、ね」


「………う。」



これからなにが起こるか悟ったあたしは、抵抗を止めて肩を落とした


優李くんが落としていった爆弾のせいで、今日の夜は眠れそうにありません…



あぁ、神様


「なんか言ったか?」


「…っべ、別になにもありません」


「ふーん」



この俺様自己中王子をなんとかしてください



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