フラットとシャープ
「お!お姉さん、地図片手に何急いではるん?」
げ!何!!ナンパ!?
とりあえず、聴こえなかったふりをしてずんずん駅に向かう。
「ちょっと、お姉さん。聴こえてはるやろ?そこのスーツ持ってるおねえさん!」
無視。
「お姉さん!」
しつこい!
「なんか、今ストラップ落としたで!」
「へ?」
その時由美子が振り向くと、長身で茶髪のあっさりした顔の男性が由美子に向かってキャラクターもののストラップを右手に吊り下げたまま、きょとんとした顔で突っ立っていた。
げ!何!!ナンパ!?
とりあえず、聴こえなかったふりをしてずんずん駅に向かう。
「ちょっと、お姉さん。聴こえてはるやろ?そこのスーツ持ってるおねえさん!」
無視。
「お姉さん!」
しつこい!
「なんか、今ストラップ落としたで!」
「へ?」
その時由美子が振り向くと、長身で茶髪のあっさりした顔の男性が由美子に向かってキャラクターもののストラップを右手に吊り下げたまま、きょとんとした顔で突っ立っていた。