フラットとシャープ
「なるべく早く用意しときますんで。」


そう言って、相川は自分のデスクに戻って行った。


「今井くんの席はあっちに用意してある。あと、君の担当に西牧くんをつけているから、分からないことがあったら彼女に聞いてくれ。君の斜め向かいの席だ。」


「分かりました。ありがとうございます。」

「うむ、期待してるぞ。」


部長にそう言われ、由美子は頑張ろうと改めて思いながら、用意された自分のデスクに向かった。
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