フラットとシャープ
何も置かれていない殺風景なデスクに着いて、東京本社でも使っているパソコンを取り出したとき、由美子の横に長髪の女性が近づいて来た。


「始めまして。西牧華です。」


西牧と名乗る女性を椅子に座ったまま由美子は見上げて、ドキッとした。


スタイル良し、ファッションセンス良し、ネイルもおしゃれで申し分ない美人だ。


その時、由美子は きっとこの人はここのマドンナ的存在に違いないとジャッジした。
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