ロボット少年


そう言い残して女は走っていった。


はあぁ?
死んじゃえはないだろう。



そう思いながらため息をつくと


「くっくっくっ」


横で笑いをこらえながら舞がタバコをふかしていた。


「笑うなよ。もとはといえば…」


「隼人のせいだと思うけど?」


「なんでだよ?」


「今の子かわいいね」


「まぁ顔はな」


「そうじゃないよ」
< 75 / 116 >

この作品をシェア

pagetop