彼の寝息を聞きながら
「お帰り、カズ兄」
「ただいま、江美 Chu!」
幼なじみから恋人になった大好きなカズ兄。
嬉しい時はキスをして、寂しい夜は私を抱き締めてくれる。
毎日がとっても幸せ♪
「カズ兄、一緒に寝て良い?」
ある日の深夜、私はベランダをつたってカズ兄の部屋へ行った。
「どうした?寂しいのか?」
「うん。両親が旅行へ行ってるから一人は嫌」
「江美の淋しがり屋は小さい頃から変わらないなぁ」
優しい笑顔を向けたカズ兄が、私を布団の中へ招き入れる。
そっと髪を透きながら、夢の世界へと導いてくれた。