君と僕と透明な音
サークル室に行くと、もう先に来ていたのか人がいるようだった。

「えーと、用務員の人に椅子とマイクとスタンドは事前に設置してもらうから・・・」

「翔、おはよう!」

「おおっと、びっくりしたあ~!拓ちゃん、早いね☆」

「びっくりさせて悪かったな、・・・ってか、拓ちゃんって(笑)翔こそ柄にもなく早いんだな。」

「そりゃあ、こーゆー表舞台に出るときは、なんか、身体がうずうずしちゃって居てもたってもいられないんだよね~♪」

こいつの名は、飯田翔。

俺と一緒にサークルを探していて、思い切って二人でこのサークルに入った。

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