ただ、逢いたい
*同じコトを繰り返す
大泣きしたあたしは、彩菜の家に行った。
もう、1人でいるのが耐えられなかった。
1人で抱え込むことが出来なかったんだ。
だから、勇人くんのところから走り去ったまま、彩菜の家に向かった。
さすがに、大泣きしているあたしを見て驚いていたけど、何も言わずに上げてくれた。
そして、温かいコーヒーを出してくれた。
その温かさが、心に染みた。
泣いたって何の解決にもならないのに、涙は止まらなかった。
「今更、風華に何の話しがあるって言うんだろう」