ただ、逢いたい
☆エピローグ
勇人くんとよりを戻して2ヶ月後、携帯が鳴った。
『話しがあるの』
そう言って電話してきたのは、なんとあの子だった。
甘ったるい声ではなく、真剣な声。
その声を聞いたら、話しの内容に検討がつかなくても、逢わないといけないと思った。
今までとは違い、真剣な話しでありそうだから。
「久しぶり」
待ち合わせ場所である展望台に行くと、先にあの子が来ていた。
見て、すぐに異変に気づいた。
声や話し方だけではない。
外見そのものが変わっている。